秋に犬が食べるといいおすすめ食材とNG食材をご紹介!
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「食欲の秋」、「収穫の秋」と言われるほどおいしさを楽しめる季節ですが、愛犬と一緒にそんな「味覚の秋」を楽しんでいますか?
この記事では、犬に与えていい秋ならではのおすすめな旬の食材をご紹介します。また、秋が旬でも犬には与えられない危険な食材もお伝えしますので、最後までチェックしてみてください。
目次
犬が秋に取るといいのはどんな栄養素?
秋に犬が取るのにおすすめな栄養素は下記の通りです。
ビタミンA | 粘膜を保護する働きに役立ちます。 |
ビタミンB2 | 代謝を活性化させ、皮膚や粘膜の維持をサポートします。 |
ビタミンE | 新陳代謝を促し、抗酸化作用もあります。 |
タンパク質 | 犬の体の骨格作りや組織の修復、免疫系にも働きます。 |
ビタミンB1 | 糖やアミノ酸の代謝に役立ちます。 |
βカロテン | 犬の体内でビタミンAに変換され皮膚や粘膜の維持を助けます。 |
秋は乾燥する季節です。乾燥を予防して潤いを与えたり、粘膜の保護や維持したりする働きを持つビタミンがおすすめです。
犬が秋に取るといい食材は?肺や大腸にはたらく白い食材もGOOD!
秋は寒暖差が激しくなると肺に負担がかかります。季節に合わせて食材を調理する薬膳では、肺の機能を助ける効果を持つ「白い食材」を秋に取るのが良いとされています。
- レンコン
- 大根
- 豆乳
どの食材も偏った摂取は、害をもたらすことになります。大量に与えたり、同じものを続けて与え過ぎたりすることがないようにバランスも気を付けてください。
秋が旬!犬も楽しめる食材とは?
秋は甘味のある食材が多く実ります。秋が旬の食材は食物繊維を多く含むものが多いので、大腸が乾燥して便秘になっている愛犬にはさつまいもがおすすめです。
- 栗 https://inumag.jp/4694
- さつまいも https://inumag.jp/4814
- りんご https://inumag.jp/5217
- 梨 https://inumag.jp/5375
- 柿
- かぼちゃ https://inumag.jp/4271
- 鮭 https://inumag.jp/7022
旬の食材は栄養価が高いだけでなく、季節に応じた働きを体に促すことも期待できます。とはいえ、甘味のある食材は糖分が多いため、与え過ぎには注意してください。
犬が秋に取るといい食材の調理方法
レンコンは、すり下ろしたり、小さめに刻んだりしたものをあげましょう。アレルギーの心配もあるので、少量ずつ愛犬の様子を見ながら与えてください。
大根は、根の部分も葉の部分も与えることができます。葉に近いところは辛み成分があるため、犬にはできるだけ下半分をあげるといいでしょう。葉の部分は加熱調理が必要ですが、根のところであれば生のまますり下ろして与えても大丈夫です。
豆乳は、無調整豆乳を選び、アレルギー症状がないかを確認しながら少量ずつ与えてみましょう。加熱調理せずに、そのまま与えることもできます。
栗は、生では食べられないので加熱調理したものをあげましょう。丸呑みすると窒息の恐れがあります。愛犬の口のサイズに合わせて小さく刻んでください。
さつまいもは、蒸したり煮たりして柔らかくなったものをつぶして与えましょう。おやつとしてあげるのにも最適で、皮も少量であれば便秘予防として与えられます。
りんごは、皮ごとすり下ろしてあげるのが栄養面で一番おすすめの調理方法です。皮の農薬が気になる場合は芯とともに取り除き、小さくカットしたものをそのまま与えることも可能です。
梨は、熟していないとアミグダリンという毒性のある成分を含むため、完全に熟したものを選びましょう。皮と種を取ってカットしたものをあげてもいいですし、スープの具材として煮込む薬膳料理もあります。
柿は、生のまま与えられますが皮をむいて種を取り除き、細かく刻んだりすり下ろしたりしたものを少量ずつあげましょう。
かぼちゃは、生では固いので必ず加熱調理したものを与えます。皮は付けたままあげることもできますが、食物繊維が豊富で便がゆるくなることもあります。量を調整しながらあげてください。
鮭は、塩鮭ではなく生鮭を選びましょう。サーモンの刺身もありますが、犬の体調によっては下痢や嘔吐を招くこともあります。鮭はグリルやフライパンで加熱調理したものを与え、骨には注意しましょう。
どの食材も初めて与える場合には、愛犬にアレルギーの発症がないかを注意してあげてください。食材を少量ずつ数日間に分けて与えてみて、便の様子や皮膚に異常がないかを確認しながら進めましょう。下痢や嘔吐など気になる症状が出た際は、すぐに動物病院へ相談してください。
秋が旬だけど犬にはNGの食材も!
秋が旬の食材として店頭でよく見かけても、愛犬には注意をしてほしいものもあります。
- 銀杏 https://inumag.jp/9278
- ぶどう
- いちじく
秋が旬だからこそ、食卓にあるぶどうの誤飲や散歩中で銀杏を拾い食いしてしまう事故のないよう気を付けてください。
さいごに
犬が秋に取るといい食材についてお届けしました。季節の変わり目は、犬も人も体調管理には特に気を付けたいところですね。旬の食材を選んで、栄養もたっぷりと取り込みながら愛犬との元気な毎日を送りましょう。
INUMAGでは、愛犬と飼い主のみなさまへ楽しく健康的な食生活におすすめの情報をお届けしていきます。
今崎 湘子 | ペットフーディスト
2021年2月ペットフーディストの資格を取得。幼少期より大の犬好きで、現在はペットフーディストとして犬の栄養管理のアドバイスやペットライターとして活躍中。「犬も人も共に楽しくずっと一緒に」をモットーに、元保護犬トイプードルを家族として迎え入れ、2人の娘と犬のやりとりに癒やされる毎日です。