ひな祭りを愛犬と一緒に楽しもう!簡単手作りひな祭りレシピ【お菓子・料理研究家 監修】
- レシピ
2月も終わりに近づきもうすぐ3月ですが、3月最初のイベント事といえば”ひな祭り”ですね!
女の子のお子さんがいらっしゃるご家庭ばかりではなく、今では愛犬とひな祭りを楽しむ方も増えてきているのではないでしょうか。
INUMAGでは、先日お知らせした通り『one’s daily(ワンズデイリー)』考案のレシピが連載スタートすることが決まりました!さっそく今回は、ひな祭りにふさわしいメニューのレシピをご紹介。
ごはんものからデザートまで揃っており、見た目も鮮やかでテーブルが華やかになるものばかりです。そして今回もまた、どれもヒトとワンコがシェアできるものばかりとなっていますので、ひな祭りは愛犬と一緒にご馳走を囲んでみてはいかがでしょうか。
ワンちゃんちらし寿司
まずご紹介するのは、ひな祭りの鉄板メニュー「ちらし寿司」。彩りも鮮やかで豪華な「ちらし寿司」はお祝い事にもぴったり!一気にテーブルが華やかになりますね。
「ちらし寿司」といえばヒト用しか思い浮かばない…という方も多いかもしれませんが、『one’s daily』のレシピでは犬用にもアレンジ◎ 味付けを変え、愛犬と一緒に「ちらし寿司」を楽しむことができます。
準備する材料が多く感じるかもしれませんが、準備が難しいものは省いてもOK!難しい工程もなく簡単に作れますよ。ひな祭りだけではなく、愛犬のお祝いの席の一品として今後のために覚えておくといいかもしれません。
難易度:★☆☆
材料
※体重10kgのワンコ1食分
ごはん | 70g |
りんご酢 | 小さじ1/2 |
白いりごま | 小さじ1 |
きゅうり(薄切り) | 20g(1/5本) |
溶き卵 | 刺身用サーモン |
刺身用サーモン | 20g |
大葉(せん切り) | 1枚 |
作り方
- きゅうりは薄切りにし、軽くもんでしんなりさせる。
- ごはんにりんご酢、白いりごま、1のきゅうりを加えて混ぜる。
- フライパンに油(分量外)を薄くひき、溶き卵を流し入れて薄焼き卵を作る。
- 2回折り返してせん切りにし、錦糸卵を作る。
- 刺身用のサーモンを1cm角程度に切る。
- 器に2のごはん、4の錦糸卵を乗せ、サーモン、大葉を飾る。
◎ヒト用に刺身として販売されているサーモンであれば、適量を生で与えることは問題ありませんが、初めて与える場合は少量から様子をみてください。ご心配であれば、フライパンで火を通して与えるようにしてください。
◎りんご酢は今回使用しているくらいの量であれば犬に与えても問題ありませんが、りんご酢を使用せずそのままのごはんでもOKです!
ヒト用にアレンジする場合
◎ヒト用には酢飯を作っていただくと、よりおいしく仕上がります。(酢大さじ1と2/3、砂糖小さじ2、塩小さじ1/2を混ぜ合わせ、炊き立てごはん1合分に加えて混ぜればOK!)
◎ヒト用はきゅうりを塩もみしたり、錦糸卵に塩を入れて作っても!今回、ヒト用はいくら醤油漬けもトッピングに使用しました。お好みの刺身をトッピングしてください。
3色ヨーグルト寒天ゼリー
ひな祭りにかかせない食べ物といえば「菱餅(ひしもち)」もあるかと思いますが、菱餅のようにみどり・しろ・ピンク(もも色)の三色を使った「3色ヨーグルト寒天ゼリー」はいかがでしょうか。彩りもかわいくて写真も映える一品になりそうです。
ちなみに諸説ありますが、菱餅といえば、みどり・しろ・ピンク(もも色)の3色から構成されていることや重ねる色の順番には意味があるので、この「3色ヨーグルト寒天ゼリー」を作る際もぜひ重ねる順番を守ってみてくださいね。三色が難しい場合は1色でも十分かわいいと思います。たとえばその上にいちごをトッピングすれば華やかでかわいい仕上がりになると思いますよ。
難易度:★★☆
材料
※直径7cm×高さ6cmのグラス4個分
みどり色 | |
A キウイフルーツ(グリーン) | 正味150g |
A プレーンヨーグルト(無糖) | 50g |
水 | 100ml |
粉寒天 | 2g |
しろ色 | |
プレーンヨーグルト(無糖) | 200g |
はちみつ | 小さじ1 |
水 | 100ml |
粉寒天 | 2g |
もも色 | |
B いちご | 正味150g |
B プレーンヨーグルト(無糖) | 50g |
水 | 100ml |
粉寒天 | 2g |
作り方
- (みどり色)皮をむいたキウイ、ヨーグルトをミキサーにかけ、ピューレ状にする。
- 耐熱ボウルに水、粉寒天を入れて混ぜ、ラップをせずに電子レンジ600Wで3分加熱する。
- 取り出してよく混ぜ、1を加えて混ぜる。
- グラスに分け入れ、グラスをくるくる回して表面を平らにならす。
- (しろ色)同様に、耐熱ボウルに水、粉寒天を入れて混ぜ、ラップをせずに電子レンジ600Wで3分加熱する。取り出してよく混ぜ、ヨーグルトとはちみつを加えて混ぜる。
- 4のゼリーがしっかり固まっていることを確認し、5をグラスに分け入れ、表面を平らにならす。
- (もも色)ヘタを落としたいちご、ヨーグルトをミキサーにかけ、ピューレ状にする。
- 同様に、耐熱ボウルに水、粉寒天を入れて混ぜ、ラップをせずに電子レンジ600Wで3分加熱する。取り出してよく混ぜ、7を加えて混ぜる。
- 6のゼリーがしっかり固まっていることを確認し、8をグラスに分け入れ、表面を平らにならす。冷蔵庫で冷やし固める。
◎今回は3色に仕上げていますが、もちろん、1色でも十分かわいいかと思います。トッピングにいちごを飾ると華やかになりますよ。
◎寒天は常温でも固まります。レシピ通りに1色ずつ作っていけば、次のゼリーを作る間に前の寒天は固まると思いますが、次の寒天を流す前に必ず表面が固まっているのを確認してください。
◎ヨーグルトやフルーツが冷たい状態だと寒天がすぐに固まってしまうことがあります。手早く混ぜて固まらないうちにグラスに流し入れるようにしましょう。
◎グラスをくるくる回すと遠心力で表面が平らになります。
◎牛乳パックの底の部分を切って皿にのせ、ひし形のセルクルにしてゼリーを流すと、ひし餅の形の3色寒天ゼリーを作ることができます。
ヒト用にアレンジする場合
◎砂糖不使用のため、ヒト用にはかなり甘さ控えめです。仕上げにガムシロップやはちみつをかけるのがおすすめです。※1歳未満の人間の赤ちゃんに「はちみつ」は与えないように注意してください。
いちごの桜餅
最後に紹介するレシピは、ひな祭りのテーブルをさらにかわいく飾るならぜひ添えたい「いちごの桜餅」です。桜餅というと、中にあんこが入っているのが定番ですが、今回ご紹介する犬用の桜餅は中にいちごとカッテージチーズを使います。ヒト用にはあんこを入れるなどのアレンジも◎
また、市販の桜餅は着色料などを使い添加物が含まれていることもありますが、今回はいちごを使ってピンクの色付けをしているので無添加でワンちゃんにも安心して食べさせることができますよ。
他のメニューに比べ難易度は高くなっていますが、レシピを見ると意外と簡単!この一品を手作りできれば注目度が上がりそう。ぜひ挑戦してみてくださいね。
難易度:★★★
材料
※6個分
もち米 | 1/2合(90ml) |
A いちご | 正味60g |
A 水 | 60g |
いちご | 6個 |
カッテージチーズ | 120g |
桜の葉の塩漬け | 6枚 |
作り方
※下準備:桜の葉の塩漬けはさっとすすいで、水につけて30分以上塩抜きし、ペーパーで水気をふきとっておく。
- もち米は洗って、30分以上浸水する。ざるにあげて水気を切る。
- Aをミキサーにかけ、ピューレ状にする。
- 耐熱ボウルに1のもち米、2のピューレを入れてざっと混ぜ、ふんわりとラップをして電子レンジ600Wで3分加熱する。
- いったん取り出して混ぜ、ふたたびラップをして電子レンジ600Wで3分加熱する。
- 取り出して、もち米をつぶすイメージで全体を混ぜる。ラップをして粗熱が取れるまで冷ます。
- いちごはヘタを落としてペーパーで水気をふき、いちご1個につきカッテージチーズ20gで包む。
- 5のもち米を6等分にし、ラップではさんで平らに広げ、6をひとつのせて包む。同様にあと5個包む。
- 桜の葉の葉脈が外側になるように巻く。
◎桜の葉は塩抜きしても塩分が高いので、愛犬に与える際ははずしましょう。
◎本来は「道明寺粉」で作りますが、今回は身近な「もち米」で作ります。少量ならレンジを使って短時間で作れます。
◎一般的には着色料で色付けしますが、「いちご」をピューレ状にしたピンク色の水でもち米を炊きます。ほんのりいちごの香りがします。
◎いちごが丸ごと入っているので、愛犬が飲み込まないように小さく切るなどして注意して与えてください。いちご+カッテージチーズ以外にも、マッシュしたかぼちゃやさつまいもを丸めたもの、肉団子など愛犬の好きなものを包んであげるのもおすすめです。
ヒト用にアレンジする場合
◎ヒト用には、市販のあんこ(1個につき20gほど)をラップに包んで丸め、同様にもち米で包みます。いちご入りは冷凍不可ですが、あんこを包んだものなら冷凍も可能!ラップでひとつずつ包んで、保存袋に入れて2週間ほど冷凍保存できます。食べるときに自然解凍してください。
さいごに
今回は、ワンちゃんと一緒に楽しめるひな祭り料理のレシピを紹介しました。
本来ひな祭りは女の子の健やかな成長を祈る節句ですが、愛犬にも同じ想いを抱く方も多いかと思います。そんな願いを込めて、ワンちゃんと一緒に料理を囲みひな祭りを楽しんでください。今回もすべてのレシピが”ヒトとワンコがシェアできる”ものばかりなので、ぜひ一緒に味わってみてくださいね。
なお、INUMAGで掲載されたレシピを見て実際に手作りした!という方は、ぜひInstagramにて「#イヌマグレシピ」のハッシュタグとINUMAG公式アカウント(@inumag_official)&『one’s daily』(@ones.daily)のアカウントをタグ付けして投稿をお願いいたします。INUMAGの記事やInstagramにて取り上げさせていただきます!
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森崎 繭香|お菓子料理研究家・『one's daily』オーナー
調理師免許、ペット食育士、製菓衛生士、食育インストラクターなど、食に関する数々の資格を持つ、お菓子料理研究家。レストランやカフェでの豊富な調理経験を活かし、これまで多くのレシピ本を出版してきたり、雑誌やテレビ、ラジオなどでも幅広く活躍。
「ヒトとワンコが毎日いっしょに食べられる無添加おやつとごはんのお店」をコンセプトとした、『one's daily』も運営。