北海道での犬との暮らし ”INUMAGモデル犬チョコちゃん”の実体験コラム新連載スタート!
- コラム
同じ日本でも地域によって異なることがたくさんありますよね。ビルや人もたくさんの都会なのか、自然いっぱいの田舎なのかでは、生活スタイルも違うし人生観も変わってくるかもしれません。地域で文化や風習が違うのも面白いところ。また、地域によって、犬の飼い方も普段の過ごし方も違ったりしますよね。犬を飼っている人なら地域によって異なる犬事情についても気になるのではないでしょうか。
INUMAGでは全国各地に住んでいるモデル犬たちがそれぞれ活躍してくれていますが、モデル犬たちを見ていてもエリアによっての異なる点などがあり面白さを感じます。
今回取り上げるラブラドールのチョコちゃんは、北海道・苫小牧在住。広大な土地やたくさんの自然、そして冬は雪遊びなど北海道ならではの生活を満喫している様子が伺えます。
そんなチョコちゃんの北海道での日頃の様子を本コラムを通じてみなさまにお届けいたします。
第一弾では、チョコちゃんについてご紹介しつつ、北海道・苫小牧での犬との暮らしについて体験談を交えながらお伝え。冬シーズンとあって愛犬と雪国で暮らしてみたい方や雪国で旅行したいと思っている方にもおすすめな内容ですよ。
目次
雪とママが大好き!雪国暮らしのINUMAGモデル犬・チョコちゃん
チョコちゃん(7歳)はラブラドールの男の子。飼い主のママが大好きで、ママがいれば芸でもなんでもこなしてしまいます。誰とでも仲良くできるのでお友達もいっぱい。人にも犬にもフレンドリーなワンちゃんです。
そんなチョコちゃんと飼い主のママさんが出会ったのは7年前。たまたま訪れたホームセンターのペットショップで運命的に出会ったそう。以前から大型犬を飼うのが憧れであり、新しい犬を迎えるのは人生で最後かもしれないという思いから、出会った翌日には新しい家族として迎え入れたそうです。
以前から犬を飼っていたため、もともと犬との暮らしに慣れていた飼い主のママさん。しかし、当時一緒に暮らす先代犬は柴犬と日本犬のミックス犬で非常に気難しい性格だったため、愛犬と一緒に家族以外と触れ合うという機会はなかったそう。
しかしチョコちゃんを飼ってから犬と暮らすという概念が一変。チョコちゃんはとにかくフレンドリーなので、一緒に散歩をしたりドッグランで遊んだりするうちに友達がたくさんでき、今ではチョコちゃん繋がりのお友達がたくさんいるのだとか。
そんなチョコちゃんとの暮らしを送る飼い主のママさんは「今、人生で一番楽しい毎日を送っています」と語っていました。いつもニコイチコンビでとても仲良しのママとチョコちゃん。子育てが一段落したこともあり、チョコちゃん中心の毎日を謳歌しているそうです。
チョコちゃんが住んでいる北海道・苫小牧はどんなところ?
チョコちゃんが住む北海道苫小牧市は道央エリアの胆振地方にあり、北海道の南西部あたりに位置します。北海道の中では温暖なエリアで、冬場の降雪も少なめ。屋根の雪下ろしをする必要がないくらいの降雪量なので、雪国の中でも冬場が住みやすいのが魅力的です。昨今では大雪になることもありましたが、飼い主のママさん曰く、そのような天候は珍しいそう。
交通アクセスの良さも特徴的で、海にはフェリーが停泊する『苫小牧港』、空には国際線も保有する『新千歳空港』、陸地には高速自動車道や鉄道も開通しています。さらに、紙加工品製造や金属製品製造などの多くの工場が立ち並ぶため、工業地帯としても有名です。
観光スポットも多く、有名な所では日本で初めてポニーショーが行われた『ノーザンホースパーク』やモダンな庭園『イコロの森』、野鳥の楽園としても知られる『ウトナイ湖』などがあります。ちなみに、ノーザンホースパークは犬連れでも入園できるドッグフレンドリーなテーマパークなので、愛犬とのお出かけにもおすすめです。
住環境もよく、大手スーパーマーケットや総合ディスカウントデパート、飲食店などがほどよくあるので、ファミリーでも住みやすいエリアです。郊外には海や山もあるので、自然を楽しむのにもぴったり。
また、一軒家を保有する世帯もよく見られるため、大型犬を飼っていたり多頭飼いをしていたりする家庭もよくあります。実際に、チョコちゃんのお家のご近所では愛犬家が多いそうで、地元のドッグランはワンちゃんたちで賑わっているそうですよ。
雪が降る冬期の北海道での暮らしについて
北海道の中では降雪量が少なめの苫小牧ですが、雪国ではないエリアと比べると十分に雪が降るエリアです。生まれも育ちも北海道である飼い主のママさんは雪に慣れているので、雪国での生活に対して特に抵抗はないのだとか。それはチョコちゃんも同じで、雪への抵抗がないどころか雪が大好き!雪が降るたびにテンションが上がりすぎるので、飼い主のママさんは大人しくさせるのに必死だそうです。ラブラドールらしさ全開なチョコちゃんですね。
ただ、チョコちゃんはもう7歳なので、激しい遊びはしないように気をつけているそう。若い頃は雪が積もるとソリ遊びもしていたそうですが、楽しくてテンションが上りすぎてしまうことで腰や肩を痛めてしまう可能性があるので控えているのだとか。なるべくチョコちゃんの体に負担がかからないよう、雪が降る時期には雪が深く積もるところを歩いて満足してもらっているようです。
散歩も同様に、あえて雪深い山の方に行くこともあるのだとか。夏場の場合はドッグランで遊ぶこともできますが、冬場になると積雪の影響で閉鎖している場合もあるので、雪が深いところで散歩をするのはドッグランの代わりにいい運動になりそうですね。
なお、冬場の散歩やお出かけでは注意しなければいけないことがあります。それは、愛犬の防寒対策をしっかりと整えるということ。
チョコちゃんの場合は、洋服を着せたり靴やブーツを履かせたりしているそう。足や肉球の凍傷、突然しっぽが上がらなくなるコールドテール症候群などを発症する恐れもあるので注意が必要だと飼い主のママさんは語っていました。また、高い山では雪崩、軒下を通るときはつららの落下など、シチュエーションにより異なる危険にも気をつけるようにした方がいいでしょう。
雪国北海道の冬祭りといえば
雪国の北海道では冬祭りが人気です。北海道の雪まつりといえば『札幌雪まつり』が有名ですが、他にも冬の期間中に開催されるお祭りがたくさんあります。
苫小牧では、毎年2月上旬に『とまこまいスケートまつり』が行われています。ステージイベントや石像コンテストなどが行われるほか、スケートボブスレーやジャンボすべり台などのアトラクションも用意され、老若男女問わず楽しめます。
祭りの最中で特に人気なのは、なんといっても苫小牧名物の「しばれ焼き」。逆さまにしたドラム缶の上でジンギスカンを焼いて食べるイベントなので、寒空の下でも温まりながらおいしいジンギスカンをいただけますよ。コロナ禍で中止になっていましたが今年は3年ぶりの開催とあって大変盛り上がったようです。
ちなみに、飼い主のママさんはチョコちゃんと一緒に『支笏湖 氷濤(ひょうとう)まつり』を楽しんできたようです。1月下旬から2月下旬に千歳市で行われる冬祭りで、日本最北の不凍湖『支笏湖』の湖水で作られた氷のオブジェが展示されます。雪景色を楽しみながら展示品を観覧でき幻想的かつ迫力満点。観光でもぜひ訪れたいですね。
さらに、祭りではありませんが冬の観光地として人気な、糠平湖(ぬかびらこ)に冬から夏までの間に姿を表す”幻の橋”「タウシュベツ川橋梁」。冬には凍った湖の上を歩いて橋のすぐそばまで行くことができるそうで、今年チョコちゃんも体験。神秘的なアーチ橋をバッグに素敵な写真も見せてくれました。
チョコちゃんママ曰く、風を遮るものがなく極寒だそうなので、冬場行かれる方はぜひ厳重に防寒していってくださいとのことです。
今年の目標と今後のコラムについて
2023年になり、飼い主のママさんは「怪我なく楽しく毎日笑って一緒に過ごしたい」とチョコちゃんに対する今年の願いを語っていました。チョコちゃんと楽しい毎日を過ごすだけではなく、「JPMA日本ペットマッサージセラピスト」や「全日本動物専門教育協会 アニマルアロマアドバイザー」という犬関連の資格を取得したり、ハンドメイドの肉球クリームの製作販売を行ったりと、愛犬のために日々努力を重ねている様子が伺えます。
さらに、今年の目標として「9月に犬の温灸師の資格を取ろうと思って勉強中」とのこと。愛犬のことを大事に思う飼い主のママさんに巡り会えたチョコちゃんは幸せものですね。
なお、今後のコラムでは引き続きチョコちゃんが雪で遊んでいる様子や、雪国ならではの愛犬との過ごし方が分かるような内容にも触れつつ、北海道で犬と暮らすのってどんな感じなのかを、チョコちゃんの実体験をもとにお伝えしていきたいと思っていますのでどうぞご期待ください。
さいごに
自然豊かでおいしい食べ物も豊富にある北海道。豪雪地帯での生活は大変ですが、苫小牧のように程よく雪が降るエリアでの生活は、ワンちゃんも飼い主も楽しく過ごせるようですね。寒い時期には灯油ストーブで家中を温め、チョコちゃんとこたつで一緒に温まるのも一興だそうですよ。ただ、冬場の車の運転が大変だったり光熱費が高くなったりと、生活する上で大変なこともやはりあるそう。どこで暮らすにしても大変なことはあるので、大変な面とも上手に付き合っていくのが大事ですね。
これからもINUMAGでは、モデル犬を通じそれぞれの地域での犬との暮らしについてお届けしていきます。北海道での犬との暮らしについてもシリーズ化してお届けしていきますので、次回のチョコちゃんのコラムもぜひお楽しみに。
- Writer:hikaru hamazaki