犬のむくみにいい食べ物とは?【犬の体にいいおすすめ食材のシリーズ】
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愛犬の健康な毎日のため、気になる症状に効果を期待できる食材をお伝えしていくシリーズです。今回は梅雨シーズンで特にケアしたい”むくみ”を解消する食材についてお届けします。
梅雨に入るとジメジメと高温多湿な環境になりがちです。犬は被毛で覆われているため、あらゆるところに影響が出てくることもあるでしょう。もしすでに気になる症状が愛犬に出ている場合には、かかりつけの獣医師に相談してくださいね。
今回は、元気な愛犬の健康維持として、梅雨どきに起きやすい”むくみ”におすすめの食材についてご紹介します。愛犬の足の付け根や首のあたりを引っ張ってチェックし、皮膚が戻らないようなむくみを感じたらこの記事を参考にしてみてください。
梅雨どきに犬のむくみにはどんな食材が効果的?
梅雨どきになると、胃腸の調子が悪くなったり、むくみやすくなったりする犬がいますが、代謝不足からのむくみの場合は、利尿作用のある食材がおすすめです。
そして、梅雨の多湿な環境には黄色の食材や甘味の食材で、脾臓や胃を養生できるものが良いとされています。
利尿作用のある食材
以下の食材は利尿作用のある食材です。体内から水分を排出してむくみを解消していきましょう。
- 冬瓜
- あさり
- 昆布
- スズキ
- 小豆
- 黒豆
黄色の食材
黄色の食材とは、色はもちろんのこと、食物繊維の豊富な野菜が多いです。代表的にあげられる食材は以下のとおりです。
- 卵
- 納豆
- さつまいも
- かぼちゃ
- レモン
- とうもろこし
胃腸にいい食材
梅雨どきはむくみと同時に胃腸の調子も崩しやすいので、胃腸にいい食材についてもぜひチェックしてみてくださいね。
胃腸にいい食材についてはこちらからチェック → 『犬の胃腸にいい食べ物とは?』
梅雨どきのむくみにいい食材の調理方法
冬瓜は皮を切り落として、食べやすいサイズにカットしたものをスープや煮物にすると食べやすくなります。
あさりは必ず加熱をして殻から身の部分だけを与えましょう。スープにするとあさりの旨味となるのでおすすめです。
昆布は柔らかく煮て小さくカットしたものをあげることもできますし、乾燥昆布を水に入れて沸騰させた出汁をドッグフードにかける与え方もあります。ただし、昆布は食物繊維が豊富なので下痢になる恐れがありますので、多く与え過ぎないように注意してください。
スズキは、加熱したもので皮と骨は取り除いて食べやすくほぐしてください。
小豆や黒豆は、生ではなく柔らかく煮込んだもので、人間用の砂糖を多く調理したものは避けてください。
黄色い食材の調理方法
卵はゆで卵にしてあげることはもちろん可能ですが、半熟調理もおすすめです。生の卵も25キログラム以上の中型犬なら1個分与えても大丈夫です。
納豆はひきわり納豆でしたらそのままご飯に混ぜてあげると食べやすくなります。納豆に付属のたれやカラシは入れないように気を付けてください。
さつまいもやかぼちゃは蒸したり、焼いたりしたものをおやつとして与えても喜ぶでしょう。
レモンはそのままでは酸味で刺激が強すぎるため、お水に1滴垂らしたレモン水から挑戦してみてください。
とうもろこしはゆでたものを、一粒ずつ細かく刻んであげましょう。犬は甘いものが大好きなので噛まずに飲み込む恐れがあります。粒のままだとそのまま便に出てくることもあるので刻んであげるようにしましょう。
どの食材も初めて与える場合は、アレルギーの心配を考慮して少量ずつ様子を見ながらあげてみてください。
さいごに
梅雨どきのむくみにおすすめできる食材のご紹介でした。体調を崩す原因が季節によるものか、病によるものか分からないこともあると思います。気になる症状がある場合には、まずは獣医師に相談してみてくださいね。
その上で、梅雨どきにはリビングで扇風機をかけたり、エアコンの除湿を付けて住環境を整えたりすることも、愛犬の健康維持として効果的です。
散歩に出かけにくい雨の季節は、おうち遊びの玩具を新しく増やして遊ぶことも、愛犬の食欲を増進できるかもしれません。人も犬も食欲不振になりやすい季節ですが、いろんな工夫をして食欲や健康維持に繋げていきましょう。
INUMAGでは、これからも愛犬の健康的な食生活を応援していきます。
今崎 湘子 | ペットフーディスト
2021年2月ペットフーディストの資格を取得。幼少期より大の犬好きで、現在はペットフーディストとして犬の栄養管理のアドバイスやペットライターとして活躍中。「犬も人も共に楽しくずっと一緒に」をモットーに、元保護犬トイプードルを家族として迎え入れ、2人の娘と犬のやりとりに癒やされる毎日です。