犬はアスパラガスを食べても大丈夫！もっと知りたい犬の食事をペットフーディストが解説

犬はアスパラガスを食べても大丈夫？

アスパラガスは、犬が食べても大丈夫な食材です。アスパラガスは春に旬の野菜として、レシピも多く、食卓に彩りを添えてくれます。お散歩にも最適な季節に、アスパラガスを入れたお弁当を持って、愛犬と一緒にお出かけはいかがでしょうか。アスパラガスにはあらゆる栄養素が含まれ、犬のごはんにトッピングするのもおすすめです。

今回はアスパラガスの栄養素や与える際の注意点について詳しく説明いたします。

アスパラガスに含まれる栄養素

アスパラガスには下記の栄養素も含まれます。

タンパク質	血や骨、筋肉、皮膚、被毛を作る成分です。
ビタミンC	組織の形成や維持に役立ちます。抗酸化作用があり、免疫力UPの効果を期待できます。
ビタミンE	筋肉の再生を促し、老化を防止します。
アスパラギン酸	疲労回復の効果を期待できるアミノ酸の一種です。
ルチン	ポリフェノールの一種で、動脈硬化や血流促進の効果があります。
カリウム	心機脳や筋肉の働きを調整します。利尿作用があり、エネルギー代謝に働きます。
食物繊維	腸のぜん動運動を活発にし、腸内環境を整えます。
葉酸	赤血球を作り出し、貧血を防ぎます。

アスパラガスは1日にどのくらい食べられる？

アスパラガスは栄養が豊富とはいえ、与え過ぎると消化されにくくなったり、中毒症状が出たりする可能性があります。ごはんやフードにトッピングとして与えるには、量に気を付けてください。

たとえば、小型犬の1回の食事には、アスパラガス1/3本程度が適量です。中型犬なら1/2本、大型犬は、3/4〜1本を目安にしましょう。

これは健康な犬の場合の適量なので、その日の愛犬のコンディションをみて調整してください。アスパラガスを毎日与えるのは避けてバランスを取るようにしましょう。健康管理が必要な愛犬には、かかりつけの獣医師に相談してからにしてください。

初めてアスパラガスを食べた際、吐いたり、下痢や消化不良になったりしていないかを確認しながら数日間に分けて与えましょう。

アスパラガスの調理方法

アスパラガスは茹でるよりも焼いたり炒めたりする方がビタミンの損失を防げます。水で溶けやすいビタミンを多く含むため、レンジで加熱するのもおすすめです。

アスパラガスの穂先、茎の部分も与えられます。茎の根元より1センチほどを切り落とし、ピーラーなどで皮をむいて使いましょう。加熱したあと、犬の口の大きさに合わせて、小さく刻んでから与えるようにしてください。

アスパラガスを与えるときの注意点とアレルギーについて

アスパラガスは生で与えないようにしてください。アスパラガスにはアルカロイドという中毒物質を含むため、必ず加熱してからあげましょう。

また、アスパラガス は子犬や老犬にも与えてもいい食材です。ただし、丸呑みを防ぐよう細かく刻んで、特に根元には筋があるので皮をむいてから調理してください。

なお、愛犬がアレルギー体質だと、アスパラガスを食べ続けることでアレルギーを発症する可能性があります。量に気を付けつつ、もし食後にかゆがったり、下痢をしたりといった症状が見られた場合には、すぐに獣医師に相談するようにしましょう。

さいごに

アスパラガスの栄養素と与え方に対する注意点のご紹介でした。スーパーで買うときは、太めの茎で真っすぐ伸び、穂先が固くしまったものが新鮮なアスパラガスなので選ぶポイントにしてみてくださいね。

愛犬のごはんにも旬の野菜を楽しく取り入れ、元気に過ごしてもらいましょう。毎日愛犬の様子を見ながら、与える量を加減したりバランスを調節するようにしてください。

INUMAGではこれからも、飼い主と愛犬がともに健康的な毎日を楽しく送れるよう応援していきます。