犬の目にいい食べ物とは?【犬の体にいいおすすめ食材のシリーズ】

犬の目にいい食べ物とは?【犬の体にいいおすすめ食材のシリーズ】

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愛犬の健康的な食生活において、気になる症状に効果を期待できる食材をお伝えしていくシリーズをスタート。今回は春に特にケアしたい”目”にいい食材についてお届けします。

犬の眼科専門医は一般的な動物病院と比べて少ないために、遠隔地まで通院されている方もいます。目にいい栄養素とはどんなものか、目の病気を予防できる食材についても詳しくご紹介していきます。

犬の目にはどんな栄養素が効果的?

犬の目にいい栄養素は、以下のとおりです。

アスタキサンチン網膜細胞に届いて抗酸化作用があり、白内障の抑制、眼精疲労を改善する効果が期待できます。
アントシアニン眼精疲労の予防に役立つとされています。
ルテイン強い抗酸化作用と目を守る働きがあります。
DHA目の網膜に含まれる脂肪酸で視神経の伝達機能にも重要な役割を担っています。
ビタミンE抗酸化作用があり、細胞膜の健康を維持する効果を期待できます。
βカロテン粘膜の健康を維持し、抗酸化作用のあるビタミンのひとつです。

犬の目にいい食材とは?

上記で紹介した”犬の目にいい栄養素”を踏まえ、それらの栄養素を特に含むのが以下の食材となります。ぜひ日頃の食事やおやつに取り入れてみてくださいね。

  • ブルーベリー
  • 鶏レバー
  • 牛レバー
  • ほうれん草
  • にんじん
  • ミント

犬の目にいい食材の調理方法

ブルーベリーは、おやつとしてそのまま与えることが可能です。

に多く含まれるアスタキサンチンは、脂溶性なので油と一緒に取ると効果を高められます。オリーブオイルやごま油などで加熱し、骨は取り除き細かくほぐしたものをごはんに混ぜるのがおすすめです。

レバーは生のままでは与えないでください。生のレバーは、食中毒を引き起こしたり、細菌や寄生虫の心配もあります。十分に加熱してからあげましょう。

ほうれん草に含まれるルテインも、脂溶性なので油と一緒に調理した方が吸収率が上がります。

にんじんにあるβカロテンは皮の下に含まれる成分なので皮はむかないで使うといいでしょう。

ミントはそのままでも食べられる犬の場合には細かく刻んで与えられます。もしも、ミントの匂いがダメな犬にはミントティーにすると飲めることもあります。

どの食材も初めて与える場合は、アレルギーの心配があるので、必ず少量ずつあげるようにしてみてくださいね。

犬の白内障について

老化にともなって、犬も白内障になる可能性が高くなります。白内障とは目の水晶体が白く濁り、視力が低下していく病気です。目の老化は代謝機能の低下や血流の低下が原因であることが多いのですが、紫外線による刺激も影響します。

長年にわたって紫外線のダメージを受け続けると、目の中で活性酸素が蓄積して白内障を進行させてしまいます。ゆえに、抗酸化作用のある食材を積極的に取り入れるようにしてあげてください。

愛犬の肝臓をケアすることから

東洋医学では、目と肝臓は深い関係があるとされています。

春は気温が上昇していくため、犬の体も温まりやすくなります。犬の体温が上がることで、血流がよくなり、肝臓の働きが活発化します。その結果、目にトラブルが出ることもあるので、愛犬の目の変化に注意してあげてください。ゆえに、春の季節は肝臓の機能を高める食事として、レバーや納豆などもおすすめです。

さいごに

犬の目にいい食材についてのご紹介でした。愛犬の老化とともに、あらゆるところで気になる症状が出てくると思います。視力低下や目の中の網膜や角膜、視神経の損傷は見た目では分かりません。物にぶつかりやすくなったり、目で物を追いかけなくなったりしていないか愛犬の行動に注目してみてくださいね。定期的な犬の健康診断や季節に応じた旬の食材を取り入れるなどして健康維持に努めていきましょう。

INUMAGでは、飼い主と愛犬の健康的な食生活を応援しています。

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ペットフーディスト 今崎湘子さん

今崎 湘子 | ペットフーディスト

2021年2月ペットフーディストの資格を取得。幼少期より大の犬好きで、現在はペットフーディストとして犬の栄養管理のアドバイスやペットライターとして活躍中。「犬も人も共に楽しくずっと一緒に」をモットーに、元保護犬トイプードルを家族として迎え入れ、2人の娘と犬のやりとりに癒やされる毎日です。

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